代表が発信する「福島原発核事故関連情報」です


No.128 2023/3/18

 

福島原発核事故関連情報を共有します。

■NHK サイカル 「想定外」
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2023/03/story/nuclear_20230314/?fbclid=IwAR3R5fH52vucdewv-QS8YBmLhsSVes06aFK-sWKtXoWmYX68dZyQ0aP3CmI

■民の声新聞
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com

■子ども脱被ばく裁判HP 第6回控訴審のご案内
https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2023/03/6zoom.html

■2023/03/15 東京新聞 坂本龍一さん 政府の原発回帰に「なぜ」「なぜ」「なぜ」 本紙に寄せたメッセージ全文
https://www.tokyo-np.co.jp/article/238019


No.127 2023/2/25

 

福島原発核事故関連情報をお届けします。

■2023/02/24 UPLAN 環境省交渉 新宿御苑・所沢における放射能汚染土再利用の「実証事業」に関する申し入れ
 https://www.youtube.com/watch?v=SxtqXBEml00

■2023/02/23 ブログ「シャンバラの戦士たちへ」 GX説明会対話@富山
https://kira-activism.org/20230222gx-toyama/?fbclid=IwAR3xhI6zXl2_v5hmGI87mxuR7cwD_yyc0FD2OOXmry86_tJZwronfwI7GtQ

岸田政権の原発回帰政策である「グリーントランスフォーメーション(GX)実現に向けた基本方針」を説明する全国説明会・意見交換会が、全国10箇所で行われています。(https://www.enecho.meti.go.jp/information/gx/index.html
突然開催が決まり、慌ただしく始まったこの説明会ですが、どの会場でも参加した市民から GXに反対する声が上がっています。最初に行われた大阪では6時間以上の大激論となりました。岸田政権の拙速な原発利用への大転換にも大きな反対がありましたが、市民の発言などの議事録は取らない、政府への報告はしないとの説明に、「ガス抜き」「アリバイ」が目的であることが明らかになり、抗議となったわけです。またその後の会場では写真撮影と録画録音の禁止する旨、言い渡されました。なので、恐らく公開もされないことでしょう。私はオンラインで仙台会場と富山会場で参加しました。チャットにいくつもの質問や意見を書き込みましたが、全く回答されませんでした。

ブログ「シャンバラの戦士たちへ」に報告されたキラさん(彼女とは最近やり取りが始まりました)は、大阪会場に参加後、ご自分の意見を練り、富山会場に臨みました。ほんとうに説得力のある意見でした。担当の経産省役人はキラさんの発言が始まり、しばらくすると頷き始め、メモを取り良く聞いている様子になりました。しかし、終盤の権利やこの国の有り様に言及し始めると、落ち着きがなくなりました。それは根本的な問題に斬り込んでいったからでしょうか。それとも自分たちの管轄外のことと考えていたからでしょうか。よく分かりません。

キラさんの発言、みなさんの読んでいただきたくお知らせします。とても具体的で、大切なことが分かり易い言葉で書かれています。
そして、そのつながりで、下記の大島堅一さんの動画を見ていただくと、岸田政権が如何に短期間で浅はかに原発回帰の大転換を言い出したかが良くわかります。3時間にわたる学習会、時間を区切りながらでも、ぜひご覧いただきたいです。
■2022/12/20 放射線被ばくを学習する会 岸田政権による原子力政策の転換をどうみるか 講師:大島堅一さん
http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com/blog/2022/12/post-ed3977.html


No.126 2023/2/24

 

福島原発核事故関連情報です。ご覧ください。

■2023/02/22 衆議院 予算委員会 総括質問 立憲民主党・逢坂誠二
https://www.youtube.com/watch?v=RJ4aEB1wBB8
公文書管理、老朽原発の延長、中性子照射による脆弱、規制庁と経産省の事前協議などの問題を指摘しています。

■2023/02/22 朝日新聞 処理水放出のプロセス「歓迎」 G7閣僚声明で日本政府調整
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bfd6ac36ca2d6524b2b4cfb5cc265e32369d05a

■2023/02/21 NHK福島Web特集 原発事故裁判 増え続ける原告 その思い
https://www.nhk.or.jp/fukushima/lreport/article/000/16/?fbclid=IwAR10cVXQl0SxpOBYk7A0tL-Om68QFiQ5Oq5uFf5ylQyqwU0GYUq56FEPHAE

■2023/02/21 民の声新聞 【浪江原発訴訟】「避難先で楽しんでる」「賠償金でタワマン買った」…原発事故被害の実相無視した東電代理人弁護士の反対尋問に呆れる浪江町民~福島地裁で第16回口頭弁論
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-711.html

■2022/06/08 衆議院 2022年06月08日 原子力問題調査特別委員会 #05 大島堅一(参考人 龍谷大学政策学部教授)
https://www.youtube.com/watch?v=cQZsshG8Iko
昨年の発言ですが、廃炉の工程など、今、議論されている問題などについて言及しています。


No.125 2023/2/13

汚染水の海洋放出に関連する報道です。最下段は科学雑誌Scienceが出した、海洋放出を批判する記事(機械訳)です。ご一読ください。

■2023/02/12 Yahoo!ニュース 米紙が報じる 福島第一原発の「処理水」と太平洋諸国をめぐる厄介な関係
https://news.yahoo.co.jp/articles/517ae3881fa722e57f069e8b3cb3deafc79c3add?fbclid=IwAR1HpBVibU8gmRcyYzc3N40MSqGs5ZKj9X4lIfSU2cAgSAUCoZjZSL8l0nc

■2023/02/07 笹川平和財団 太平洋諸島フォーラム、日本外相との会談で福島原発の懸念に関する首相との会談に向けた第一歩を踏み出す
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/20230207-1.html?fbclid=IwAR2FrEZz-c_4EGJUC2T7erlCkTHIISy0wYWObym1M7KGMUFGFIubwqsXTU4

■2023/02/07 NHK福島 水揚げされたスズキから自主基準超える放射性物質 出荷自粛に
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20230207/6050021695.html?fbclid=IwAR3_7L4Fo4wfFgmx-GtqAEVLduBFgJvxl6vx9pntk_eN5rbYMXBvzyc4tfw

■2023/01/24 Science(サイエンス)
Despite opposition, Japan may soon dump Fukushima wastewater into the Pacific
Government says the release poses no risk to marine or human life, but some scientists disagree
24 JAN 20233:50 PM BY DENNIS NORMILE
反対にもかかわらず、日本はまもなく、福島の排水を太平洋に投棄する
政府は放出は海洋生物や人間にリスクがないとしているが、何人かの科学者は異をとなえている。

https://www.science.org/content/article/despite-opposition-japan-may-soon-dump-fukushima-wastewater-pacific?fbclid=IwAR00hSW-CoCi9fs2EMhMICl6damKKzEMgPrJur_SLLSVy0LyTvZ-_1WBTTs
(以下、機械翻訳)
日本政府は、福島第一原子力発電所から出る130万トンの放射性水を太平洋に放出する計画を進めている。1月13日の閣僚会議で配布された資料によると、早ければ今春か夏に放出が始まる可能性がある。しかし、日本の漁業関係者や消費者、アジア太平洋地域の各国、一部の海洋科学者など、幅広い反発を招いている。

発電所を所有する東京電力 (TEPCO) は、陸上での貯水スペースが不足しているとしている。放出された水の放射能レベルは、海洋生物や人間に危険を及ぼすには低すぎると東京電力は述べており、その計画は国際原子力機関 (IAEA) の承認を得ている。1月20日に当地で行われた説明会で、福島に関する特別機関のタスクフォースを率いるIAEAの原子力安全担当官グスタボ・カルーソは、日本の原子力規制委員会 (NRA) はこの放出が国際安全基準を満たすことを保証するための手続きを整えていると述べた。

しかし、そのリスクは十分に詳細に研究されていないという批判もある。ウッズホール海洋研究所の海洋学者ケン・ブッセラーは、東京電力の保証は 「データの量と質に裏付けられていない」 と述べている。「さらなる情報が必要です」 。
ハワイ大学マノア校の海洋生物学者ロバート・リッチモンドは、この放出はひどい先例となるだろうと述べている: 「廃棄物を投棄するために海洋を使い続けることは、単に持続可能ではないという強いコンセンサスが国際的に存在している」 。

2011年の東北地方太平洋沖地震と津波で福島発電所が壊滅的な被害を受けて以来、作業員は破損した原子炉に水を送り続けて多くが溶け落ちてしまった核燃料を冷却してきた。放射性核種を含んだ冷却水は、多くが特別に開発された濾過プロセスで除去されるものの、水中の通常の水素と化学的に同一であるトリチウムは、除去できない。現在は敷地内の1000以上のタンクに貯水されている。

トリチウムは、海洋生物や人間に最小限のリスクしかもたらさないと考えられている低エネルギーのベータ粒子のみを放出する。東京電力は、大量の海水で希釈してトリチウムの濃度を飲料水の規制基準以下にした上で、沖合1キロに延びるパイプを通して海洋に投棄する計画だ。
飲用に安全な水準は安心感を与えるように聞こえるが、それでも海水中の自然の水準の数千倍は高いとリッチモンドは言う。水は何十年にもわたって一点で排出されるため、動物や植物の組織に結合する可能性のあるトリチウムやその他の放射性同位体は、海洋生物に蓄積され、食物連鎖の中で魚や人間にまで影響を及ぼす可能性がある。「これは、海洋生物と、現在そして将来にわたって海洋と結びついている人類の生活に、真の意味を持っています」 とリッチモンドは言う。

モントレーのミドルベリー国際研究所の低濃度放射能測定の専門家であるフェレンツ・ダルノキ・ヴェレスは、他の放射性核種もすり抜けている可能性があると述べている。「水の中には何が入っているのか? 私たちにはよく分かりません」と彼は言う。

東電はわずか1/4のタンクから少量の水を採取し、トリチウムとその他の限られた数の放射性核種の濃度を測定したという。核分裂で生成される放射性物質のストロンチウム9とセシウム137は、濃度が大きく変化しており、ろ過システムがどの程度機能するのか疑問視されている。(東京電力は、さらにろ過すれば、より多くの放射性核種を捕捉できると主張している。)

日本の近隣諸国も懸念を共有している。16カ国で構成される太平洋諸島フォーラムのヘンリー・プナ事務総長は最近のセミナーで、 「すべての関係者が科学的手段で安全であることを検証するまで、放出はあってはならない」 と述べた。

全米海洋研究所協会も 「日本の安全性主張を裏付ける十分かつ正確な科学的データがない」 として計画に反対している。科学者たちは代替案を提示している。リッチモンドは、プランクトンを消費し放射性核種を殻に組み込むカキの種でいっぱいのタンクに排水をくみ上げることで、バイオレメディエーションの機会を見出している。トリチウムの半減期は約12年しかないため、他の放射性核種を除去すれば、汚染水は単純に40年から60年保存できる。あるいは、トリチウムのベータ粒子が逃げられないコンクリートを作るために水を使うこともできる

しかし、東京電力は先を急いでいる。原子力規制委員会、IAEA、東京電力から委託された第三者機関が、全体をモニターする。独立系のグループも監視する。チューリッヒ工科大学の海洋学者NuriaCasacuberta Arolaらのグループは、2022年11月に福島沖でサンプルを採取し、トリチウムなどの放射性核種のベースライン濃度を測定した。しかし、放出を開始する前に研究を行う必要があり、「モニタリングは問題の発生を防ぐのではない。いつ問題が発生したかを特定するにすぎない」とRichmondは述べている。

 


No.124 2023/2/4

 

4つの情報を共有します。
まず、上ふたつは国際人権感覚がない日本社会について。藤田早苗さんのお話の中で、最も驚いたのが安倍政権時代、国連人権条約機関の勧告は、法的拘束力がないので守らなくてもよいと閣議決定したということ。これが二つ目の福島県職員の発言にあると思います。

下ふたつは子ども脱被ばく裁判のひとつ「子ども人権裁判」の敗訴について。全国のみなさんから長年にわたりご支援をいただきましたこと、心から感謝いたします。判決について、裁判ホームページと民の声新聞の記事をご覧ください。特にホームページに掲載された、共同代表・水戸喜世子さんの所感を味わっていただきたいです。子ども人権裁判が求めたのは「学校は安全な環境であること」。こんな当たり前の求めが棄却されるのは「放射性物質の特別扱いが続いているから」と井戸弁護団長は厳しく指摘しています。ぜひご一読ください。

■2023/02/03 西谷文和 路上のラジオ 第119回 藤田早苗さん「日本の常識は世界の非常識。人権後進国ニッポン」
https://www.youtube.com/watch?v=JQAWEKS8Spw

■2023/02/03 民の声新聞 【原発避難者から住まいを奪うな】福島県職員が驚きの発言 国連特別報告者の予備的所見を「あれはダマリーさんの個人的なご意見」と一蹴
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-708.html

■2023/02/03 子ども人権裁判ご報告 司法は再び子どもを守らず!
https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2023/02/blog-post.html

■2023/02/02 民の声新聞 【子ども脱被ばく裁判】〝子ども人権裁判〟二審も敗訴 汚染・被曝リスクの司法判断避け「安全な地域で教育を受ける権利」退ける~仙台高裁
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-707.html


No.123 2023/2/3

 

過日お知らせした「ALPS 処理水並びに福島県及びその近隣県の水産物の安全性等に関する理解醸成に向けた出前食育活動等事業」について、はっぴーあいらんどネットワークの鈴木真理さんちばゆみさんが下記のYouTube動画を作成しました。情報開示を続けている野池さんを中心に問題点をクリアにします。ぜひご覧ください。

【いちいちカウンター#9】も〜我慢できない!子どもを広告塔にするな!原発事故の加害側の悪だくみを止めてみせるぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=a4DMp6aPBTQ

また来週2月6日(月)午後8時からの【いちいちカウンター#10】第2弾!も〜我慢できない!子どもを広告塔にするな!原発事故の加害側の悪だくみを止めてみせるぞ!には私も参加します。こちらもどうぞ。
https://www.youtube.com/live/Na0dY1b6


No.122 2023/1/31

 

福島原発核事故関連情報です。
■2023/01/31 民の声新聞 【142ヶ月目の浪江町はいま】繰り返される「避難指示解除ありき」避難住民から”忌憚のない意見”噴出も聴くだけで3月解除?〜特定復興再生拠点」の住民説明会始まる
■2023/01/29 東京新聞 福島第一原発5号機原子炉内部に入ってみた「こんな狭くてロボット入れるの?」3時間取材で50μSv/hシーベルト被ばく

https://www.tokyo-np.co.jp/article/227984?fbclid=IwAR3FjrSkYIwuwJnHhxfuU1ephrNpSudlqfL78ZC0j2j5ZThqXag2AisD4MU


No.121 2023/1/29

 

下の動画やニュースはどれも海外の科学者から、汚染水の海洋放出について大きな懸念が指摘されているものです。
お時間を作ってご覧ください。

■2022/11/15 超党派議員連盟 原発ゼロ・再エネ100の会
1F、ALPS処理水の今~海洋放出は断じて許されない~
http://blog.livedoor.jp/gempatsu0/archives/30106012.html

■2023/01/27  Yahoo!ニュース ハンギョレ 福島原発の汚染物質、貯蔵タンクに牡蠣を入れて処理する方法があ
https://news.yahoo.co.jp/articles/80d787bfb4ad2b1948c52fee808d3ae85611b80c

■2023/01/27 ハンギョレ 今春、福島第一原発の汚染水放出…「日本、不完全な資料で決定」海外の科学者が指摘
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/45730.html


No.120 2023/1/25

 

動画を4本お届けします。

■2023/01/23 おしどりマコ&ケンの「報道されない原発問題の今!」前半
https://www.youtube.com/watch?v=bMxADlmAPlU

■2023/01/23 おしどりマコ&ケンの「報道されない原発問題の今!」後半
https://www.youtube.com/watch?v=UUlhFMe4HCU

■2023/01/22 【オンライン被ばく学習会】福島みずほ「やめて安心! 放射能汚染土の埋め立て」
https://www.youtube.com/watch?v=Rbir2f5vkZw

■2023/01/21 小出裕章氏講演会「放射能汚染水をなぜ流してはならないか」
https://youtu.be/rrXxlQuR8io
小出氏講演会の後半で「福島からの声」として、私が発言しました


No.119 2023/1/16

 

福島原発核事故関連情報です。民の声新聞・鈴木記者が年末から次々と重要な視点を報道、掲載しています。ぜひご覧ください。

■2023/01/14 BBCニュース 日本政府、福島第一「処理水」を年内に海洋放出へ トリチウム残る
https://www.bbc.com/japanese/64273002

■2023/01/13 太平洋諸島フォーラム 太平洋諸島フォーラム、核廃棄物計画をめぐり日本をパートナーから外す可能性
https://pic.or.jp/pi_news/8491/

■民の声新聞 http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com


No.118 2022/12/23

 

汚染水の海洋放出を巡って、フリージャーナリストのウネリウネラさんが連続で下記をアップしています。ぜひご覧ください。


■2022/12/22 ウネリウネラ 放送中のCMについて【「みんなで知ろう。考えよう」を知ろう。考えよう】
https://uneriunera.com/2022/12/22/osensui-3-4/

■2022/12/19 ウネリウネラ【太平洋諸国の反応】もっと幅広く「みんなで知ろう。考えよう。原発汚染水のこと。」②
https://uneriunera.com/2022/12/19/osensui-3-3/

■2022/12/18 ウネリウネラ もっと幅広く「みんなで知ろう。考えよう。原発汚染水のこと。」
https://uneriunera.com/2022/12/18/osensui-3-2/


No.117 2022/12/18

 

久しぶりの関連情報です。昨日、これ以上海を汚すな!市民会議が国際フォーラムを開催し、日本だけでなく、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、フィジー、中国、韓国などから多くの市民が参加しました。またみなさんの中にもご参加くださった方が多数いらっしゃいました。ありがとうございました。国境を越えて貴重な学びと今後に繋がる話し合いができました。早速に東京新聞に掲載されましたので、ご覧ください。
一方、国は莫大な税金を投入してメディアで安全性を流し始めました。福島NHKの報道も「大丈夫」が前提です。こちらもご覧ください。

■2022/12/17 民の声新聞 【汚染土壌の再利用】「汚染土を所沢に持ち込むな」「第2のダイオキシン問題に発展しかねない」市民抗議のなか〝密室〟〝3時間超〟の住民説明会 福島からも反対の声
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-695.html

■2022/12/17 東京新聞 福島第一原発の処理水放出「日本だけの問題ではない」 オンラインで国際フォーラム 世界各国から反対意見
https://www.tokyo-np.co.jp/article/220606

■2022/12/14 福島NHK放送局 「処理水」CM 街の人・専門家は
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20221214/6050021150.html


No.116 2022/11/20

 

福島第一原発1号機原子炉を支えるペデスタルが、メルトダウンによりスカスカになっている危機に警鐘を鳴らす、森重晴雄さんがラジオ出演しておられます。ペデスタルだけではない、さまざまな危機についてお話しています。後半は小出裕章さんによる原発の60年稼働についてのお話です。ぜひご視聴ください。

■2022/11/18 西谷史和 路上のラジオ第110回「原発の危機!二人の専門家に訊く!」
https://www.youtube.com/watch?v=IN8n0ew9tsQ

<前半> 森重晴雄さん(原子炉耐震構造の専門家)
「ずっと危機の中にあるフクイチ。さてどうすればいいのだろう? 」
前半は、原子核工学の研究者であり、原子炉の耐震設計にもお詳しい専門家・森重晴雄さんにオンラインでお話を伺います。森重さんは、三菱重工在籍中に、四国電力・伊方原発3号機の建設に携わったことがあるスペシャリストであり、東日本大震災による福島第一原発事故以降、緊急対応や廃炉の在り方に警鐘を鳴らし続けて来られた専門家のおひとりです。森重さんによれば、廃炉中の福島第一原発が再び震度6強以上の大地震に襲われることがあれば、溶融した原子炉の倒壊、1号機のプールに残された使用済み核燃料棒の破損、大量に貯蔵されている汚染水の流出など、計り知れないダメージが予想され、日本は再び危機的な状況にならないとも限らないと言います。そして、原子炉の構造を熟知している専門家の警告に耳を貸さない国や東電の体質とは?当インタビューでは、可能な限り危険を回避し迅速に廃炉を進める現実的なアイディアをもつ森重さんの声に耳を傾けたいと思います。

<後半>小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)
「60年以上経っても動かす?狂気の沙汰の原子力マフィア」
後半では、おなじみ元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんにお電話でお話しを伺います。岸田政権は、エネルギー危機をことさらに煽る中、原発の再稼働や新規開発などを表明しています。特に40年でも危険極まりない老朽化した原発を、この地震大国においてさらに20年延長し60年間動かすといいます。長年中性子を浴び続ければ金属は脆化するのは当然のこと。原子力技術の歴史は浅く十分なデータがない中、どのような科学が将来の安全を保障できるというのでしょうか?判断を誤れば再びフクイチの悲劇、いえそれ以上の惨事が日本を襲わないとも限りません。原発事故による多くの犠牲の責任を取らない国や東電、深刻な問題が山積し廃炉の見通しも立たない現状を見るにつけ、この愚かな政策を何としてでも阻止せねばなりません。福島第一原発事故以前から、原発事故について警鐘を鳴らし続けて来られた専門家のおひとり、小出裕章さんにじっくりとお話を伺います。


No.115 2022/11/5

 

県民健康調査検討委員会を「検討」する会第25回をご紹介します。
2時間30分の動画ですから一度に見る事は難しいと思いますが、小分けにしてでも是非ご覧ください。

■2022/10/27配信 はっぴーあいらんどネットワーク 県民健康調査検討委員会を「検討」する会第25回
https://www.youtube.com/watch?v=W122h09lGcI
とことことん追求する!!しつこいと言われてもやる!【県民健康調査検討委員会と環境省の関係】
〈出演者プロフィール〉
種市靖行|医師
震災時には郡山市で整形外科診療所を開業していたが、翌年に診療所を閉院し妻子を移住させた。 その後、須賀川市の病院で整形外科診療を行いつつ、甲状腺超音波検査者資格取得し、福島の子供達を主な対象として甲状腺検査を開始。 平成26年12月に石川県に移住したが、その後も毎月郡山市にて甲状腺検診を行いながら、住民の健康相談も行っている。

おしどりマコケン|漫才師
マコとケンの夫婦コンビ 横山ホットブラザーズ、横山マコトの弟子
ケンは大阪生まれ、パントマイムや針金やテルミンをあやつる。パントマイムダンサーとしてヨーロッパの劇場をまわる。マコと出会い、ぞっこんになり、芸人に。マコは神戸生まれ、鳥取大学医学部生命科学科を中退し、東西屋ちんどん通信社に入門。アコーディオン流しを経て芸人に。
東京電力福島第一原子力発電所事故(東日本大震災)後、東京電力の記者会見、様々な省庁、地方自治体の会見、議会・検討会・学会・シンポジウムを取材。また現地にも頻繁に足を運び取材し、その模様を様々な媒体で公開している。

0:00:00 待機画面
0:04:40 スタート
0:08:51 本日の内容(種市)
0:09:18 なぜ甲状腺検査が必要なのか
0:35:04 実際の検査結果
0:59:17 環境省の介入してきた流れ
1:13:16 討論
1:27:46 マコ・ケン トピック コーナー ALPS処理水ボトルが割れて、、、
1:55:51 東海村再処理施設の大問題
2:15:34 2022年11月の予定

 

 


No.114 2022/11/5
■2021/3/7 Yahoo!ニュース 原発被害の大熊町に子どもは戻るのか? 0~15歳を対象とする「ゆめの森」の挑戦 #知り続ける
https://news.yahoo.co.jp/articles/271766d426723aa5321d43bd1e5690e8c004cd36
昨年3月の報道ですが、会津放射能情報センターNEWS第40号「原発事故で被災したママの声〜大熊町の今 子どもたちの今」と重ねて読んでいただきたいと思います。

■2022/10/29 ブログ風のたよりー佐藤かずよし 汚染水対策を考えるシンポジウム開く、このまま海に流すの?!『ALPS処理水』
https://skazuyoshi.exblog.jp/30158485/?fbclid=IwAR3-BiP0j5dWAu4WKH5bsDP1iQM_iUmelfW_SbX8K0TSFrt8KM2TDDJwdUE
先週の土曜日に「これ以上海を汚すな!市民会議」が開いたシンポジウムの報告です。当日会場でこれ海が配布した資料を添付します

■民の声新聞 http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com
情報センターNEWS第40号に民の声新聞記者・鈴木博喜さんに寄稿していただきました。福島の今を知ることができる報道です。


No.113 2022/9/20

以前に森重晴雄さんのブログや動画をご紹介しましたが、私たちの周囲で福島第一原発1号機の耐震性について、更に危機感が広がっています。

日テレの5月の2つの報道では、更田原子力規制委員長も木野参事官(経産省エネ庁)も1号機内部の状況に非常に驚いています。特に、木野参事官は汚染水海洋放出問題で直接意見交換をしたことがありますが、私たちの質問に表情を変えることなく、スルスルと回答していましたので、報道の木野参事官の驚き振りに、とても驚きます。にもかかわらず、今年6月、東電とIRIDは1号機の耐震性に問題なしとの評価を出しました。

添付の資料はとても専門的。なので、私には理解することがとても難しいのですが、経産省役人と原子力規制委員長の懸念と驚きの声を知れば、市民として当然危機感を持ちます。その声の対極にある「問題ない」とする東電の有り様には違和感と感じざるを得ません。

昨日台湾でも大きな地震がありました。心からお見舞い申しあげます。会津放射能情報センターをいつもご支援くださる方々、地域の方々のご無事を祈るばかりです。

いつ、どれくらいの地震が起きるのかは誰も分かりません。もし原発付近で大地震が起きた場合、1号機の倒壊も可能性も否定できません。そうなると誰も近寄れなくなる、ある程度冷やされているものの、ジワジワと放射性物質が広がっていくことになる…など考えられます。

福島県の原子力対策官も耐震性について、東電に対応を繰り返し求めています。市民として何ができるのか…有志で検討し始めます。

以下、関連情報です。ご覧ください。
■2022/06/30 1号機 PCV内部調査の状況について 
技術研究組合 国際廃炉研究開発機構 東京電力ホールディングス株式会社
https://irid.or.jp/wp-content/uploads/2022/07/1goukipcvnaibutyousa20220630.pdf

■2022/05/25 日テレ【福島第一原発1号機】“壁融解の可能性” 「耐震性に懸念」規制委・更田委員長
https://www.youtube.com/watch?v=R9eiHVjwYAA

■2022/05/29 日テレ【福島第一原発1号機】参事官も驚いた“激しい損傷”…安全性は? 福島第一原発、新たな「内部映像」公開
https://youtu.be/mTiEMPtMsFs


No.112 2022/8/20

 

福島原発核事故関連情報をお届けします。

■2022/08/19 民の声新聞 【137カ月目の汚染水はいま】矛盾だらけの西村経産大臣 「福島県漁連との約束は遵守」でも「海洋放出は方針変えぬ」~ペーパー棒読みの福島県知事表敬
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-672.html?fbclid=IwAR1Wj1vOoNl4gzpkX6eBfIBGl6Va6fDDK_5sSbWGllO5bpC4_1AGOM_q2c0

■2022/08/18 集英社新書プラス 著者インタビュー 日野行介氏
フクシマの教訓を蔑ろにして進む原発再稼働①安全規制編 前編・安全規制編
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/interview/fukushima-2/20171

■2022/08/19 集英社新書プラス 著者インタビュー 日野行介氏
フクシマの教訓を蔑ろにして進む原発再稼働②避難計画編 後編・避難計画編
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/interview/fukushima-2/20174


No.111 2022/8/18

 

8月13日「東京電力(株)福島第1原子力発電所 現状把握と緊急対策案」と題して行われた緊急オンライン学習会の講師、森重晴雄さんのブログをご紹介します。オンライン学習会の動画は情報が入り次第、改めてご案内します。先にブログをご覧ください。

■株)きたむら森重晴雄さん(元三菱重工伊方原発機器班長)のブログ
福島事故対策検討会:http://www.internetkobe.jp/fukushima/000.cgi


No.110 2022/8/4

 

一昨日、福島県、大熊町、双葉町が海洋放出設備工事の着工を認可したことを受け、昨日、これ以上海を汚すな!市民会議は緊急記者会見と抗議行動を行いました。県内のニュースで報道されましたので、お知らせします。福島県知事らは「工事の安全性を確認、認可しただけで、海洋放出を認可したものではない」と説明していますが、全くの詭弁です。

インタビューで私は「バカにされた思い」と言いました。報道されませんでしたが、「バカにされているのは県民市民だけでなく、福島県も大熊町も双葉町も同じです。国の言いなりになる首長、工事だけO.K.したんだと公言する首長、この人達こそ、国からバカにされているのではないか、本人達はそれにも気づかないのか」とインタビューで答えました。最も狡いのは内堀県知事です。県民、特に漁業者の訴えに真っ正面から向き合うのであれば、こんな判断や発言はできないはずです。甲状腺がんに苦しむ若者たちへの理不尽な態度と全く同じです。

東電は今日にも工事着工とのこと。動き方を変えなければ…と市民会議では話し合っています。動画は近く削除されるかと思いますので、お早めにご覧ください。

■2022/08/03 テレビユー福島 
【独自】「反対の姿勢は崩しません」処理水計画に福島県が了解 漁連トップがいま思うこと
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tuf/113931?fbclid=IwAR3kYdGUpGPv8cGVKJ-FJh02Z9bcY6Ax2bNtriCt5vpYfH8tfqnGFEBe9BY

■2022/08/03 テレビユー福島
「バカにされたような思い」処理水放出計画を福島県が了解 県庁前では抗議集会も
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tuf/113919?display=1&fbclid=IwAR1CLV0yporbBKq_hnzMwqzu18mBm2RHvcrtApBBUUO25-Ia2NxrwVCkGM4

■2022/08/03 理解と合意なき汚染水の海洋放出工事の事前了解に抗議 風のたよりー佐藤かずよし
https://skazuyoshi.exblog.jp/30062830/?fbclid=IwAR3kYdGUpGPv8cGVKJ-FJh02Z9bcY6Ax2bNtriCt5vpYfH8tfqnGFEBe9BY

 


No.109 2022/7/20

しばらく振りの関連情報です。民の声新聞が報じた、6月21日県庁前スタンディングと7月18日海の日アクションの記事を届けします。どちらも県内外から100名以上の市民が集まりました。どうぞご覧ください。

■2022/07/19 民の声新聞 【136カ月目の汚染水はいま】「結論出すのは時期尚早、受け入れがたい」漁業者らが小名浜で海洋放出反対集会~リレートークやパレードで「海に流すな!」
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-666.html?fbclid=IwAR3uP4Xz0bDMi_Xe-STev4d3sputPjV2HqNE4lN1ag4Cj64kZWRhBYCG32A


■2022/06/22 民の声新聞 【135カ月目の汚染水はいま】内堀知事に届け「汚染水を海に流すな!」「これ以上海を汚すな!」の願い 県議会初日に福島県庁前で抗議行動「事前了解しないで!」
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-656.html


No.108 2022/7/2

猛暑の日々、くれぐれもご自愛ください。元毎日新聞記者・日野行介さんが文化放送・大竹まことゴールデンラジオに出演しましたので、共有します。大変興味深いお話です。

■2022/07/01 大竹まことゴールデンラジオ 【おおたけメインデッシュ】
https://www.youtube.com/watch?v=1-vnM02RZTI

■原発行政の闇を暴き続ける彼は、なぜ「調査報道記者」を名乗るのか 元毎日新聞記者 日野行介さんに聞く
https://slownews.com/stories/yYb7A6MQJSo/episodes/ddFqd5wDYnk


No.107 2022/5/17

 

みなさま、最近の報道からいくつか取り上げました。どれもご注目ください。

■2022/05/14 2022年5月21日「報道特集」予告
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=TuVxDXzaOl4&feature=youtu.be&fbclid=IwAR3ZLP1rVTs9UPFflT9KWMTSIXut8-afqWspxcSL4zeeGt19nQ1WkcwtSRU

■2022/05/17 民の声新聞 【原発事故と国内避難民】国連特別報告者ダマリーさんの訪日調査、ようやく秋に実現へ 訪日要請から4年「区域外避難者の問題明らかにされること期待」
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-649.html

■2022/05/12 民の声新聞 【子ども脱被ばく裁判】男性原告が怒りの意見陳述「情報隠蔽、被曝線量限度引き上げは法令、正義、国際常識、ヒューマニズムに反する」~18日に仙台高裁で第3回口頭弁論
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-648.html


No.106 2022/4/30

ご覧ください。

■2022/04/20 民の声新聞 【133カ月目の飯舘村はいま】被曝リスクは無視して再開? オートキャンプ場が今週末オープン 村民からは「汚染状況の公開を」との声
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-643.html?fbclid=IwAR0jDaGWYVu7i2n4uRsnQQpY-MI-NAPT6th8mG4VnYp_9vxN1LjmATH5CXo

■国内避難民の人権に関する国連特別報告者による訪日調査を実現する会
<NEWS!>4/27衆議院経済産業委員会にて三度目の訪日調査の質疑!!
https://ceciliajimenezamary.livedoor.blog/archives/15481546.html?fbclid=IwAR3V-xkorE-fuj6CuUeg0RSev3lmXpbra69R3X6ffMuai0fmRtYDelpL_Wg

■2022/04/24 いわき市民放射能測定室 柴崎直明講演会「原発構内の止水について」
講演会主催:海と命を守る福島ネットワーク
2022年4月24日にいわき市内で開催された福島第一原発 地質・地下水問題団体研究グループ 福島大学共生システム理工学類教授の柴崎先生のお話です。大熊町と双葉町の断崖絶壁を大きく崩し、削って建てられた原発。地層の調査や地下水の流れは把握した上で行ったのか?など、事故以前、建設当時からの事情がわかるお話です。
https://www.youtube.com/watch?v=1cnaf6G_EEA


No.105 2022/4/27

 

日本政府の「ALPS処理水」海洋放出安全論を信頼しない諸外国について、ONOLULU CIVIL BEATが報道しています。ご覧ください。翻訳はdeeple翻訳です。

海外記事 HONOLULU CIVIL BEAT
https://www.civilbeat.org/2022/04/scientists-japans-plan-to-dump-nuclear-waste-into-the-pacific-ocean-may-not-be-safe/

科学者たち 日本の放射性廃棄物の太平洋への投棄計画は安全でない可能性があ

科学者委員会は、太平洋への廃水放出の安全性を裏付けるデータには重大な欠陥があることを明らかにした。

By Thomas Heaton /2022年4月25日 約14時間前 読了時間:5分

独立した科学者たちは、利用可能な証拠を検討した結果、100万トン強の原子力発電所の廃水を太平洋に投棄するという日本の計画に疑問を呈しています。

政府間機関である太平洋諸島フォーラムによって雇われた学際的な科学者のパネルは、排水が完全に安全であるという決定的な証拠を発見しておらず、ある海洋生物学者は汚染が食糧システムに影響を与えることを懸念している。

日本は昨年、2011年3月の東日本大震災で破壊された福島第一原子力発電所からの排水を、2023年に太平洋に投下すると発表した。

この発表を受けて、アジア太平洋地域の国や地域は直ちに懸念を示し、太平洋諸島フォーラムは、この計画を検討するために5人の独立した専門家からなる委員会を設置した。

(写真:説明 2011年5月、福島第一原子力発電所の原子炉ユニットを検査する国際原子力機関(IAEA)の事実調査団員。提供 グレッグ・ウェッブ/IAEA)

以前は、汚染水から放射性物質を取り除く「高度液体処理システム」技術で処理されていることから、排水を海に落としても安全との見方が強かった。

しかし、ハワイ大学ケワロ海洋研究所のロバート・リッチモンド所長によれば、委員会は全員一致で、重大な情報不足が残っていると考えているという。

日本の計画の安全性をめぐるこれまでの議論では、汚染水の化学的性質が強調されていたが、海洋生物との相互作用については考慮されていなかったと、リッチモンド氏は言う。

「もし海が無菌のガラス容器であったなら、それは一つのことだろう」とリッチモンドは言った。「しかし、そうではなく、多くの生物学的要素が関わっているのです。
(写真:説明 ハワイ大学ケワロ海洋研究所所長ロバート・リッチモンドは、海洋生物への廃水排出を懸念しています。)

コーリー・ラム/シビルビート
リッチモンド氏は、放射性同位体が植物プランクトンに結合することができるため、懸念される主要化合物であるトリチウムが食物系に吸収される可能性を特に懸念しています。

植物プランクトンは、軟体動物や小魚に食べられ、その小魚が他の魚に食べられ、最終的には人間に食べられ、放射性元素は植物プランクトンを通して、より大きな食物系に入り込む可能性があるとリッチモンドは言う。

「魚に含まれる水銀などは、今や国際的な関心事になっている。放射性核種も同じでしょう」とリッチモンドは言う。

気候変動が水温に影響を与え、気象パターンが変化するため、状況もダイナミックに変化する。

「気温が上がると、多くの化学物質はより相互作用が強くなり、分解の仕方も少し変わってきます」とリッチモンドは言います。「これらはすべて、私たちが考慮しなければならないことです。

大衆を混乱させる
太平洋諸島フォーラムは、日本の計画が高度に専門的であるため、政策と異なる科学分野を専門とする専門家委員会を招集した。

PIFは、この記事のためのインタビューの要求に応じなかった。

しかし、フォーラム事務局長のヘンリー・プナ氏は、日本がフォーラムと開いたいくつかの説明会ではオープンで率直だったが、データを見て助言するために独自の専門家グループを招聘したかったと述べている。

プナ事務局長は9月、「私たちにとって、この問題は非常に緊急であると同時に、非常に慎重な思考が必要であることを申し添えておきます」と述べている。


(写真:説明 被災した福島第一原子力発電所を廃炉にするための日本の計画と作業を審査する2015年のIAEAミッションの一環として、福島に派遣されたチーム。提供:IAEA スザンナ・ルーフ/IAEA)


日本は処理水を太平洋に放出すると発表して以来、その計画が安全であることを確認するために国際原子力機関(IAEA)と協力してきた。IAEAは2月に第1回目の評価を行い、最近3月末に第2回目の評価を完了した。
IAEAのホームページによると、今後2ヶ月の間に現地視察の報告書を提出する予定で、水が出る前に完全に包括的な報告書を発表することになる。

リッチモンド氏は、パネルが日本やIAEAと協力して最良の結果を得たいと述べた。

それにもかかわらず、パネルが見た情報では、廃水のタンクの1%未満しか処理されておらず、20%未満しか十分にサンプリングされていなかったとリッチモンド氏は言う。

「この数字だけで、事態の行く末を予測するのは気が引ける」とリッチモンド氏は言う。

太平洋の視点
昨年のこのニュースに対し、地域団体や環境保護団体はいち早く反応し、核実験の遺産と放射性降下物を抱えるこの地域への長期的な影響について懸念を表明した。そして、沿岸のコミュニティや漁師 そして、日本国内の沿岸地域や漁業者からも懸念の声が上がっている。

米国は昨年4月にこの計画への支持を表明したが、その後、米国の準州や関連州から批判が相次いでいる。

北マリアナ諸島のシーラ・ババウタ下院議員は、太平洋におけるいかなる核実験、貯蔵、廃棄物処理にも反対する決議案をCNMIの下院に提出した。

(写真:説明北マリアナ諸島連邦のシーラ・ババウタ下院議員は、太平洋における核実験、貯蔵、廃棄物の処分に反対している。フェイスブック/シーラ・J・ババウタ議員)

米国がその立場を表明し、他の太平洋地域の団体や政府がこの動きを非難した数カ月後の12月に可決された。

天然資源委員会の委員長を務めるババウタ氏は、「関与の欠如、情報の欠如、自由意志に基づく事前の同意の欠如に本当に失望している」と述べた。

太平洋地域の多くの人々が抱いている不信感は、第二次世界大戦後のマーシャル諸島共和国での米国の核実験、キリバスでの英国の核実験、フランス領ポリネシアでのフランスの核実験に起因しており、これらは太平洋地域の人々の環境と長期にわたる健康に影響を及ぼしてきた。1979年、日本はマリアナ海溝にドラム缶1万本分の核廃棄物を投棄する計画を明らかにし、反発を招いた。

ババウタさんは、太平洋の他の地域に対する連帯感を示すために、この決議案を提出したという。

「海は私たちの最古の祖先です。海は私たちの遺産です」とババウタさん。「私たちが子供たちに残すものなのです。                          

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳)


No.104 2022/4/14

 

汚染水の海洋放出決定から1年を経た昨日、全国各地で市民によるスタンディングが行われました。
参加したみなさんもいらっしゃることと思います。お疲れさまでした。
私も朝の登校時、高校前に立ちました。挨拶をする学生が多いことに驚きましたが、通勤する車内から会釈を頂いた教員はたった1人…、こちらも驚きました。関連報道、ご覧ください。

■2022/04/13 茨城新聞 福島第1処理水放出決定1年 「海に県境ない」 茨城漁連、対応の差に不信感
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16497585610487&fbclid=IwAR0JNVicH0mJNtDSkzsAWzx8-JPcWG9P7xDKyQ2WcaaLdPq68HnrU-J499Q

■2022/04/13 河北新報 風評払拭、進まぬ理解 処理水海洋放出方針決定から1年
https://kahoku.news/articles/20220412khn000034.html

■2022/04/13 東京新聞 「事故の影響を広げることは許されない」 海洋放出撤回求め、各地で抗議 東電福島第一原発の処理水巡り
https://www.tokyo-np.co.jp/article/171455

■2022/04/13 NHK 福島第一原発 処理水放出決定から1年 理解得られるかが課題に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220413/k10013580071000.html


No.103 2022/4/8

 

みなさま、福島原発核事故関連情報です。

■2022/04/07 神奈川新聞社Yahoo!ニュース 原発事故の健康被害「なかったことにするな」 立民・阿部氏がEU書簡への政府対応で批判
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1cf1f6b2471fa894ed52967c9cdd6d44fcf151b?fbclid=IwAR2Q2HJcdJBNK1Wjc2LdsbV5TSAh3fNzLeOiDCpMWl9G77PaGmb8HMZveoU

■2022/04/05 茨城新聞 原子力人材足りぬ 苦慮する業界 除染や解体、深刻さ増す
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16490706875205&fbclid=IwAR1scEyXUcyANdfS5skxKQAJAZVdL3y8M21Wiln_AM7QvzQOWKtqCyMYVMA

■2022/03/31 NHKWeb 柏崎刈羽原発 火災報知器など3500余使うべき部品使われず
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20220331/1030020687.html?fbclid=IwAR1AgBIUwUzHvSEW7M9K79ObOHt8Vz_6OY-6BOZSp5muu7NTvd2R2k4dcuE


No.102 2022/4/6

 

久しぶりの福島原発核事故関連情報です。ご覧ください。

■2022/04/05 東京新聞 原発への武力攻撃で格納容器破損したら…東海第二周辺で37万人死亡 環境経済研・上岡所長が試算
https://www.tokyo-np.co.jp/article/169827

■2022/04/05 東京新聞 「いささかも反対に変わりない」全漁連会長 福島第一原発の処理水海洋放出めぐり岸田首相や経産相と面会
https://www.tokyo-np.co.jp/article/169887

■2022/04/06 FoEJapan 【抗議声明】国際協力銀行によるニュースケール社出資に抗議 - SMRでも、放射能汚染、核廃棄物、事故リスク、テロや戦争リスク変わらず
https://foejapan.org/issue/20220406/7398/?fbclid=IwAR0tMm9TKho926cRc3SbNZnJ7Xt_TjlGTmVetL88azjiKFNKnjJZ0VYV9Ns

■民の声新聞…大切な情報が分かりやすく報道されています。
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-date-202203.html


No.101 2022/3/31

 

片岡輝美です。会津放射能情報センターも賛同団体となりました3月29日東電・政府交渉を、民の声新聞が報道しましたので、まずご紹介します。

■2022/03/31 民の声新聞 【11年目の汚染水はいま】エネ庁や東電「福島県漁連との約束反故にしないが海洋放出計画もやめない」 公聴会開催の求めにもゼロ回答~東電・政府交渉
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-639.html

■みなさまへ(拡散希望)から以下は原子力規制を監視する市民の会の報告です。
東電・経産省の回答は全く不誠実で、酷いものでしたが、12ページに亘る要望書賛同団体からのコメントは圧巻です。ぜひお目通しください。

■みなさまへ(拡散希望)
3月29日(火)午後、福島第一原発の処理汚染水の海洋放出の中止を求める要
望書の提出と東電・政府交渉が参議院議員会館にて行われました。
http://kiseikanshi.main.jp/2022/03/31/177665/
映像(UPLAN)https://youtu.be/0xidQMEFdW4

〇漁協を含む「関係者の理解なしにいかなる処分も行わない」との約束を守れ
〇福島県民が再三要求してきた県内各地での公開の説明会は開かれていない
〇一方的な説明ではなく公聴会を全国各地で開け。それまでは海洋放出の作業を
止めよ
〇海水中の放射能濃度について年々の蓄積は考慮されていない
〇廃炉に法的規定はない。実際進んでおらず、海洋放出だけを急ぐ理由はない

会場とオンライン合わせて100名ほどの参加がありました。設定をお願いした
福島みずほ議員も参加されました。主催は、これ以上海を汚すな!市民会議、避
難計画を案ずる関西連絡会、国際環境NGO FoE Japanの4団体。

要望書に対しては、全国ほぼすべての都道府県と海外から、合わせて225団体
から団体賛同をいただきました。主催4団体合わせて229団体で提出しました。
賛同に際して多くの海洋放出の中止を求めるコメントをいただきました。ご協力
ありがとうございました。

要望書(団体賛同入り)
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/03/yobosyo-dantaisando.pdf
要望書団体賛同に寄せられたコメント
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/03/comment.pdf

会場には福島から米山さん、避難計画を案ずる関西連絡会から小山さん、島田さ
ん。が参加されました。院内集会の後、要望書を提出し、東電・政府交渉に移り
ました。オンラインで福島と各地の参加者がつながり、一体となって追及しまし
た。

院内集会プレゼン資料1
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/03/purezen1.pdf
院内集会プレゼン資料2
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/03/purezen2.pdf
院内集会プレゼン資料3
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/03/purezen3.pdf

東電・経産省はひどい対応でした。福島のみなさんが、住民向けの公開の説明公
聴会の開催を何度も要求しているのに応じない。事故に加えて海洋放出なのに住
民の声に耳を傾けようとしない。福島とつながり、全国から海洋放出反対の声を
強めなければとの思いを強くする場となりました。以下、交渉の主なやりとりで
す。

事前質問
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/02/shitsumonnsyo.pdf
事前質問の参考資料
http://kiseikanshi.main.jp/wp-content/uploads/2022/03/sanko.pdf

◆質問1 東電が放射線影響評価報告について意見募集を行ったが、意見の分
もせずに、変更申請書の参考資料として規制委に提出し、審査を受けていること
について

東電は、海洋放出の政府方針が決まったので変更申請書を提出したと言うだけで、
意見募集については件数すら明らかにしませんでした。件数は後程確認すること
になりました。市民側は、提出した意見を無視して審査を進めていることを批判。
提出した意見を分析し、評価報告に反映させること、これを審査に優先して行う
よう要求しました。

◆質問2 評価報告では放射能の年々の蓄積が考慮されておらず、年末ごとに
年までの放射能が海からなくなる条件で評価がおこなわれていることについて

東電は海藻中の放射能濃度について、はじめから平衡状態を想定しており、実際
よりも保守的な想定をしていると回答しました。市民側は、海藻と海水が放射能
のやりとりを繰り返すことにより放射能濃度が相対的に増える現象がセラフィー
ルドで生じていたとし、こうした現象が考慮されているか問いました。東電は考
慮されていないことを認めました。市民側は、考慮した場合、年々の蓄積を考慮
しなければならない可能性があるとし、再検討を要求しました。

◆質問3 経産省と東電が「関係者の理解なしにいかなる処分も行いません」
約束したことについて

東電は「関係者」に漁連が入ることを認めたうえで「漁連との約束を反故にする
つもりはない」と答えました。経産省も漁協や商売上の関係する人は入ることを
認めましたが、放出ありきで理解を深めてもらうというのが基本姿勢でした。す
かさず福島から、県民も含めるべき、県内自治体の7割の議会が反対・慎重の決
議を上げていることも考慮すべきと指摘がありました。

経産省が、理解をえる努力を行っていると何度も強調したのに対し、福島から、
公開の場での説明公聴会を県内各地で開催することを要求しているが、2018
年に小委員会主催で開催されたきりで、経産省主催の開催はない。何度も何度も
要望しているのになぜ応じないのか、と強い意見が出ました。

経産省は「(説明会の)形式にはこだわらずに考えたい」と述べ、非公開の場で
特定の関係者だけの懇談会を重ねるやり方を正当化しようとしました。市民側は、
形式にこだわらないのであればなおさら、説明公聴会の形式でもやればよいとし、
さらに、「理解をえて進める」というのであれば海洋放出の準備や審査を中断し
て話し合うべきだと強く要求しました。

この件については交渉後の感想会で、福島から、説明公聴会を開いて欲しいとい
う要求を、福島県内だけでなく、全国から、全国各地で開催するよう声を上げて
欲しいとの話がありました。

◆質問4 敷地内のタンク増設の余地について東電の資料に「タンク増設の余
は限定的」とある件について

具体的に「増設の余地」がどの程度あるのか聞きましたが「限定的」というだけ
で回答はありませんでした。

◆質問5 放出を進める一方でトリチウムの分離技術の開発を進めている件に
いて

経産省が「直ちに実用化できない」「長い期間を要する」と回答したので、長い
期間とはいつまでかと聞きましたが「いつまでとは言えない」と言うだけでした。

◆質問6 海洋放出は廃炉に伴って取り出されるデブリや廃棄物等の置場を確
するためと言うが、そもそも廃炉の法的規定がはっきりしないことについて

東電・経産省は、海洋放出は廃炉のためで両者は関係していることは認めました。
そのうえで、特定原子力施設であるフクイチの廃炉は何を意味するのか聞くと、
燃料デブリ取り出し等の進捗状況を踏まえて検討すると回答。「全量取り出す」
とは言えませんでした。廃炉の法的規定については、答えを渋っていましたが、
現在審査中の「実施計画」は廃炉とは関係ないとし、「廃炉の法的規定はない」
と認めました。市民側は、法的規定もなく、現実に廃炉の作業が進まない状況で、
海洋放出だけを急ぐ理由はないとし中止を求めました。

◆質問7 海外の反対の声があがっている件について

海外から懸念の声があるのは承知している。海外へも発信していると。ここでも
相手の意見を聞くことはなく、一方的な発信にとどまっています。オンラインの
参加者から、ミクロネシアの大統領が事前の説明もないと抗議したが何の対応も
ないとの紹介がありました。どのような対応をとっているのか確認して回答する
ことになりました。

今後も、福島の皆さんと連携し、海洋放出反対の声を一層強めていきましょう。

以上転載終わり


No. 100 2022/3/26

 

しばらく関連情報をお送りしておりませんでした。関連情報がなかったからではなく、ありすぎて…という状況が、正直なところです。また共有していきたいと思います。

11年経て、若い世代が発言し始めています。動画をご紹介します
■大阪弁護士会 3 .11シンポジウム 原発事故から11年-子どもだった被害者が今語りはじめているこ
https://www.youtube.com/watch?v=lk8TKTruNMw


No.99 2022/2/19

 

汚染水海洋放出に関する報道などです。ご覧ください。

■2022/01/20 日弁連
福島第一原子力発電所事故により発生した汚染水等の処理について海洋への放出に反対する意見書
https://www.nichibenren.or.jp/document/opinion/year/2022/220120_2.html

■2022/02/18 AFP通信
https://www.france24.com/en/live-news/20220218-iaea-wraps-up-first-trip-to-monitor-fukushima-water-release

deeple 翻訳
東京(AFP) - 国際原子力機関(IAEA)は金曜日、日本の福島原発から計画されている処理水の放出を審査する最初のミッションで「大きな進展があった」と発表した。

月曜日から、IAEAのタスクフォースは、ほとんどの放射性元素を除去するために処理された水を徐々に海に放出するという日本の計画を評価するために日本に滞在している。

IAEAのリディ・エブラード事務次長によると、IAEA以外の専門家を含む国際チームは、早ければ来年3月に開始される予定の放出に向けた現場の初期準備を調査したとのこと。

「IAEAタスクフォースは今週、処理水の放出に関する日本の運用・規制計画について理解を深めるための作業を大きく前進させた」と彼女は記者団に語った。

2011年の津波でメルトダウンして以来、雨水、地下水、冷却水など100万トン以上の液体が、事故を起こした福島原発のタンクに溜まっており、スペースがなくなってきている。

IAEAは、他の原発の廃水処理と同様であるとし、すでに放出を承認している。

しかし、近隣諸国は環境と安全性に懸念を示し、地元の漁業コミュニティは、評判を回復するための長年の努力を台無しにすることを恐れて、反対しています。

水は処理されるが、トリチウムを含む放射性元素が残っている。専門家は、それが危険であるという証拠はないと言うが、反対派は計画の阻止を望んでいる。

エブラド氏によると、タスクフォースは旅行中に水のサンプルを集め、技術的な情報を収集し、4月下旬にその結果を発表する予定で、数年にわたる見直しの最初の報告書になるとのことである。

金曜日の記者会見に先立ち、グリーンピースはタスクフォースの調査に対して「あまり期待していない」と述べ、放出に代わる選択肢を検討するよう呼びかけた。

グリーンピース東アジアのシニア原子力スペシャリスト、ショーン・バーニー氏は声明の中で、「IAEAは環境や人間の健康、人権を放射線リスクから守ることができない--それは彼らの仕事ではない」と述べている。

エブラド氏は、国連系の組織は計画に対する懸念に耳を傾け、「非常に真剣に」受け止めており、見直しは「客観的で科学的なアプローチを提供することが目的」だと述べた。


No.98 2022/2/2

 

まとめて動画を上げました。どれも重要な記録です。お時間を見つけて、ご覧ください。

■2022/01/31市民生活環境を考える会 
調査報道 通称「宮崎・早野論文」 『科学的』の正体~私たちは実験台だったのか~
https://www.youtube.com/watch?v=cOgL4De66V4

■2022/01/27 アワプラネットTV
News「『被曝で小児甲状腺がん』東電を提訴へ〜原告が涙の訴え」
https://www.ourplanet-tv.org/44328/

■2022/02/02 はっぴーあいらんどネットワーク 
【生配信トーク】情報公開請求の鬼が暴く原発事故後の福島
https://www.youtube.com/watch?v=YICBIN1H60Y

■2022/01/02 日テレNEWS 
【調査】福島第一原発原子炉建屋の中は? 水素爆発…黒い煙の正体を解明へ
https://www.youtube.com/watch?v=YhQf2x_dAVc


No.97 2022/1/26
情報共有します。
■【特別篇!!福一視察報告】
県民健康調査検討委員会を「検討」する会-第16回-
2022年1月26日(水)20:00~22:00 リモート討論会
今回の「検討する会」では、第43回県民健康調査検討委員会で座長に決まったばかりの星北斗氏が、2021年12月25日参議院選出馬表明をした件。1月14日におしどりマコ・ケンさんの要望により実現した、廃炉作業中の福島第一原発構内取材内容などを主にお伝えいたします。第18回甲状腺検査評価部会に関しての情報は、今回は短時間で問題点の整理のみとする予定です。皆様のチャットも参考にしながら、いつものメンバーで討論して行きます。
https://youtu.be/xojAWI9JOi8
■2022/01/24 民の声新聞 【130カ月目の汚染水はいま】「海に流されるのは放射性物質だけではない!」専門家が危惧する燃料デブリ内の有毒な化学物質~いわきで講演会
■2021/1/14(日付変わって15) おしどりマコさんケンさん福島第一取材報告
https://twitcasting.tv/makomelo/movie/717104607
■2022/01/11 TUF 独自 処理水関連の公文書 県が不開示

https://www.youtube.com/watch?v=ORhOmWFqzZY


No.96 2022/1/19

 

甲状腺がん患者が東電を提訴します。長く厳しい闘いになると思います。司法が彼ら彼女らの訴えに誠実に向き合い、人権が守られることを心から願ってやみません。

■2022/01/19 東京新聞 「福島第一原発事故の被ばくで甲状腺がんに」と主張 事故当時子どもだった6人が東電を提訴へ
https://www.tokyo-np.co.jp/article/154959?fbclid=IwAR0-zUuGCXBTIUbwajWAbTGLKRfCec6zeFBO8OHPhtif8pYUq9JbE8h2PrM

■2022/01/19 東京新聞 「結婚、出産、将来のこと。考えられない」甲状腺がん26歳、肺転移も 東電提訴「今できることを」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/154986?fbclid=IwAR3Qyo_ogYftlFhucgxx9NGb8cfCkofMWG58dyFSWd1sBlqProBdvSNUrTU


No.95 2022/1/17

 

こちら、お薦めします。ぜひご覧ください。

【生配信トーク】情報公開請求の鬼が暴く原発事故後の福島
2022年1月21日(金)20:00〜22:00
https://www.youtube.com/watch?v=YICBIN1H60Y

情報公開請求によって明らかにされたのは大手広告代理店「電通」が多額の血税を使い「安全神話づくり」を国と協力して行ってきた事だった。2011年3月11日 東日本大震災、そして原発事故、福島県が何よりも災害対策にあたらなくてはならい立場でありながら、3月16日には安心安全プロパガンダのための放射線健康リスク管理アドバイザーの承諾書を山下俊一ら3氏から取り3月17日には3氏に委嘱した。

情報開示請求で見えてきた事は何か?
福島県、環境省、経済産業省などに電通との契約書などの情報公開請求を続けてきた野池元基さん
東京電力福島第一原子力発電所事故後、東京電力の記者会見や福島にも頻繁に足を運び取材を続ける、おしどりマコさんをナビゲーターにライブトーク番組を配信します。

皆さんからの質問やご意見も取り上げていきますので、コメントでぜひご参加ください。

〈出演者プロフィール〉
野池元基(のいけ もとき)| 農民。長野市在住。信州発・産直泥つきマガジン『たぁくらたぁ』発行・編集人
福島原発事故に関する電通事業の情報公開請求活動によって日隅一雄・情報流通促進賞2021大賞を受賞。その後、電通研を有志で発足。著書に『サンゴの海に生きる』(農文協)、共著に『江戸時代にみる日本型環境保全の源流』(農文協)、『環境を破壊する公共事業』(緑風出版)など。

おしどりマコケン|漫才師
マコとケンの夫婦コンビ 横山ホットブラザーズ、横山マコトの弟子
ケンは大阪生まれ、パントマイムや針金やテルミンをあやつる。パントマイムダンサーとしてヨーロッパの劇場をまわる。マコと出会い、ぞっこんになり、芸人に。マコは神戸生まれ、鳥取大学医学部生命科学科を中退し、東西屋ちんどん通信社に入門。アコーディオン流しを経て芸人に。
東京電力福島第一原子力発電所事故(東日本大震災)後、東京電力の記者会見、様々な省庁、地方自治体の会見、議会・検討会・学会・シンポジウムを取材。また現地にも頻繁に足を運び取材し、その模様を様々な媒体で公開している。

<聞き手>
種市靖行・鈴木真理・千葉由美


No.94 2021/12/12

 

下記の情報を共有します。

福島第一原発1号機と3号機内の調査映像が公開されました。瓦礫が片付けられているところ…、いったい何人の作業員が、どれほどの被曝をしながら片付けていったのか…。廃炉作業(というか、収束作業と言ったほうが良いと思いますが)はどの工程においても、被曝を伴います。(もちろん、通常の原発や再処理工場でも、作業員を被曝させています)

国は、何を持って廃炉とするかを決められません。分からないことだらけだからです。なのに、ロードマップでは30〜40年で廃炉にすると…。そんな無茶苦茶なロードマップは、作業員に被曝を強いるだけです。汚染水の自然減衰を待つ、原子炉内の自然減衰を待つことで、作業員の被曝は低減できます。チェルノブイリ原発でもスリーマイル原発でも、人権と健康を守るために原子炉内の自然減衰を待っています。誰かがやることになる福島原発廃炉作業…、そうであるなら、なおさら、ロードマップを早急に見直し、作業員の被曝防護を最重要課題とすべきです。

■2021/12/10 原子力規制委員会【映像資料】東京電力福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋内調査の様子(2021年11月26日撮影)
https://www.youtube.com/watch?v=SJE46oSbdIw&t=1s

■2021/12/10 原子力規制委員会【映像資料】東京電力福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋内調査の様子(2021年11月25日撮影)
https://www.youtube.com/watch?v=T3gnTMNeJak&t=1s


No.93 2021/12/8

 

「なぜ、原発が福島に? 半世紀、反原発運動を続けて来た石丸小四郎さんに聞く」

三春町住民が続けいている「今さら聞けない原発の話 今だから聞ける避難者の声」の第6回目は石丸小四郎さんです。どうぞご覧ください。


■第6回 今さら聞けない原発の話 今だから聞ける避難者の声
なぜ東京電力の電気を1ワットも使わない福島に、東京電力の原発があるのでしょうか。今回は双葉地方への原発誘致に疑問を持ち、建設当時から原発反対運動を続けてこられた石丸小四郎さんのお話と、ドキュメンタリー「まぼろしのひかりー原発と故郷の山」を上映しました。*公開するのは石丸小四郎さんの講演部分のみとなります。

■「なぜ、原発が福島に? 半世紀、反原発運動を続けて来た石丸小四郎さんに聞く」
https://www.youtube.com/watch?v=SSV6NuqfJsw
《石丸小四郎さんプロフィール》
1943年 秋田県に生まれる。
1964年 結婚を機に富岡町民となる。
1966年 原発建設に疑問を持ち学習を続ける。
1972年 「双葉地方原発反対同盟」の結成に参画する。
1990年 同同盟代表となる。
2011年 原発過酷事故に遭い秋田県に避難する。
同年  いわき市の住民として現在に至る。
・1998年より「脱原発情報」発行責任者(No238号を数えている)
・2011年 第23回多田瑤子反権力人権賞を受賞
・著書 「福島原発と被曝労働」明石書店



No.92 2021/12/8

 

『汚染水を減らすための抜本的な対策』 柴崎直明さん

続けてのご案内です。過日、オンラインできなかった柴崎直明さんの講演会動画です。以前、私も柴崎先生のオンライン講演を拝聴したことがありますが、とても分かりやすく、汚染水問題を考える上で、とても重要な課題を指摘されています。ぜひご覧ください。

■『汚染水を減らすための抜本的な対策』 柴崎直明さん(福島大学教授)講演会(12月4日)

「海といのちを守る福島ネットワーク」のYouTubeチャンネル

 

https://www.youtube.com/watch?v=txsS7CFGACI


No.91 2021/12/8

 

シンポジウム“復興の人間科学2021”『福島原発事故10年の経験から学ぶ』~当時小学生だった若者達との対話から

 

下記のシンポジウムは、原発核事故当時小学生だった若者たちが率直なトークを行い、大きな反響を呼んでいます。なお、シンポジウムは5部構成で、8時間に亘る長時間の動画ですので、全部視聴するのは難しいかと思われますが、まずは、【第1部】5人の学生の発表はぜひご視聴いただければと思います。【第3部】動画1時間あたりから、学生たちのクロストークもあります。


【早稲田大学人間総合研究センター】
シンポジウム“復興の人間科学2021”『福島原発事故10年の経験から学ぶ』~当時小学生だった若者達との対話から

原発事故による避難生活という過酷な人生体験を小学生の時期に経験した被災者は、今年で17歳〜22歳となります。現在大学生となった被災当事者は、あの震災をどう受けとめ,またこの10年間をどのような社会経済状況におかれ、どのような心理状態で、どのように思考を重ね、どのように生き抜いてきたのでしょうか。

本シンポジウムにおいて、心身医学・精神医学(辻内・熊野)、医療人類学(金・辻内)、発達心理学・児童福祉学(平田)、発達行動学(根ケ山)、臨床心理学(桂川・金)、教育心理学(桂川)、社会心理学(日高)、環境心理学(小島)、社会福祉学(多賀・増田・岩垣・猪股)、地域福祉学(増田)、精神保健福祉学(岩垣)、公衆衛生学(扇原・日高・岩垣)、社会学(多賀・辻内)、文化人類学(金・辻内)、法学・政治学(猪股)といったトランス・サイエンス(学際的・学融的)の観点から、未来を担う若者達の語りを傾聴し、対話を重ねていくことに意義があります。

本チームがこれまで10年間に行ってきたシンポジウムでは、「今被災者にとって何が問題なのか?被災者をいかに支援すべきか?」というテーマを中心に、被災当事者の方たちと専門家が対等な位置関係で互いに学び合う機会を作ってきました。中でも、本シンポジウムの特記すべき点は、震災当時小学生であった若者の経験と考えから学ぼうとする新しい取り組みにあります。


20211121 UPLAN【第1部】被災当事者学生による講演
https://youtu.be/cm1hntUNNRY

20211121 UPLAN【第2・3部】金菱清「現在大学生になる被災当事者との対話から私たちは何が学べるか」・被災当事者学生によるパネルディスカッション
https://www.youtube.com/watch?v=rwnGM-oEWH0

20211121 UPLAN【第4・5部】萩原裕子「被災当事者の語りに耳を傾け学ぶことの意義」・シンポジウムのまとめ
https://www.youtube.com/watch?v=Vq26iiL3K-g